12月に入り、今年も残すところ1ヶ月を切りましたね。
『師走』といわれるだけあって1年最後の12月は、大掃除に忘年会、年賀状も準備したりとママもパパも大忙し。
いつも以上にあれこれバタバタしているときに子どもがお熱出しちゃった!なんてことにならないように、今のうちに予防しておきたいですよね?
冬の乾燥するこの時期は子どもたちの免疫力が低下し、様々な病気が流行しやすいとき。
では一体どういった病気が流行りやすいのか、またその症状は…?
この記事では12月に保育園や学校で流行しやすい病気と、効果的な予防対策を5つまとめたのでご紹介します。
子どもたちの笑顔と健康を守るため、ぜひ感染対策に備えてくださいね。
流行しやすい病気と予防ポイント
1、インフルエンザ
インフルエンザは、とても感染力の強いウイルス性の感染症です。
免疫力の低い子どもたちは特に感染リスクが高く、保育園や学校で急速に広がることがあります。
症状と特徴
- 高熱(38度以上)
- 全身のだるさ
- 強い咳と喉の痛み
- 急激な体調悪化
感染予防と対策
- 早期予防接種の実施(2歳以上の子どもは1回、2歳未満は2回接種が一般的)
- こまめな手洗いとアルコール消毒
- マスクの着用
- 室内の湿度管理(50-60%を維持)
- バランスの取れた栄養摂取
- 十分な睡眠の確保
2、ノロウイルス
ノロウイルスは、冬季に最も警戒すべき感染症の一つ。
非常に感染力が強く、少量のウイルスでも感染してしまうことがあります。
インフルエンザと同じく、子どもたちが集まる保育園や学校で急速に広がるとっても厄介なウイルスです。
症状と特徴
- 激しい嘔吐
- 水様性の下痢
- 発熱(38度前後)
- (嘔吐や下痢による)脱水
感染予防と対策
- トイレ後、調理前の徹底的な手洗い
- 調理器具の適切な消毒
- 生野菜や果物の十分な洗浄
- タオルや食器の共有を避ける
- 家族に感染者がいる場合の徹底的な消毒
3、RS(呼吸器)ウイルス対策
RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus)は、主に乳幼児や小さな子どもの呼吸器に影響を与える感染症。
軽症から重症までさまざまで、冬季に最も流行し保育園や家庭内で急速に広がります。
症状と特徴
- 鼻水と咳
- 呼吸困難
- 軽度の発熱
- 食欲不振
- 乳幼児や低年齢児は特に注意が必要
感染予防と対策
- 室内の適切な換気
- 加湿器の活用
- こまめな手洗い、うがい
- マスクの着用
- 十分な睡眠と栄養補給
4、溶連菌感染症
溶連菌感染症は主に子どもに多い細菌感染症ですが、2024年の今シーズンは子どもばかりでなく大人にも流行傾向にあります。
冬から春にかけて特に注意が必要な病気です。
症状と特徴
- 突然の高熱(38度~39度)
- 喉の痛み
- 扁桃腺が赤く腫れる
- 特徴的な発疹
- リンパの腫れ
感染予防と対策
- 手洗い、うがいの徹底
- タオルや食器の共有禁止
- 室内の定期的な換気
- バランスの取れた食事
- 早期症状の認識
5、マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎とは、マイコプラズマ・ニューモニエによる感染症で特に子どもや若い成人に多い呼吸器感染症です。
冬季に最も流行し、学校や保育園で広がりやすい病気です。
症状と特徴
- 長引く咳(数週間~数ヶ月)
- 微熱
- 全身の倦怠感
- のどの痛み
- 胸の痛み
- 呼吸困難
感染予防と対策
- 十分な睡眠
- ストレス管理
- バランスの取れた食事
- 適度な運動
- 室内の定期的な換気
- マスクの着用
- タオルや食器の個別使用
追加の重要な予防と戦略
保育園との連携
- 保育園と密に連絡を取り、流行状況を把握
- お子さんの体調の変化に敏感になる
- 体調不良時は早めに休養させる
- 家庭内での感染予防対策を徹底
家庭内での感染予防
- 子どもの免疫力向上を意識
- 清潔な環境維持
- 家族全員の健康管理
まとめ
冬季の感染症予防は、適切な知識と迅速な対応が鍵となります。これらの対策を心がけることで、冬季の病気リスクを最小限に抑えることができます。
子どもの健康を守るため、家族の健康を守るために予防と早期対応で元気な冬を過ごしましょう。
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