夏に赤ちゃんを迎えるママ・パパにとって、「暑さの中でどう準備すればいいの?」と戸惑うことも多いのではないでしょうか。特に初めての出産では、何をどのくらい準備すれば良いのか迷ってしまいますよね。
この記事では、夏生まれの赤ちゃんに必要な肌着や布団の選び方、暑さ対策のコツなどを、わかりやすく丁寧にご紹介します。赤ちゃんが快適に過ごせるように、そしてママ・パパが安心して準備できるように、ひとつひとつ見ていきましょう。
1. 夏生まれの赤ちゃん、どんな準備が必要?
暑い季節に生まれる赤ちゃんは、汗をかきやすく、体温調節がまだ未熟な状態です。そのため、肌着や寝具、部屋の環境づくりまで、夏ならではの工夫が必要です。
準備する際のポイントは以下の3つ。
-
通気性と吸湿性に優れた素材を選ぶ
-
着せすぎず、必要最小限でシンプルに
-
エアコンや扇風機を上手に活用して快適な室温を保つ
では、具体的にどんなアイテムが必要か、順に見ていきましょう。
2. 夏生まれベビーに必要な肌着と服の選び方
● 肌着は「短肌着」+「コンビ肌着」が基本
新生児期の赤ちゃんは、1日に何度も着替えます。汗や吐き戻しで汚れることも多いので、肌着は5〜6枚ずつ用意しておくと安心です。
-
短肌着(5〜6枚)
腰あたりまでの丈で、赤ちゃんの肌に直接触れるインナー。夏はコットン100%やガーゼ素材がおすすめです。 -
コンビ肌着(4〜5枚)
足元が二股に分かれたタイプで、動きやすく快適。短肌着の上に重ねて使うのが一般的です。 -
ロンパース肌着(2〜3枚)
少し大きくなってきたら便利なワンピースタイプ。肌着とカバーオールを兼ねて使えます。
★【ポイント】
ガーゼやフライス、天竺など、通気性がよく、乾きやすい素材を選ぶと汗をかいても快適です。
3. 夏の赤ちゃんに必要な寝具・布団の準備
寝る時間が長い新生児期。汗っかきな赤ちゃんが快適に眠れるように、布団まわりの準備にも注意が必要です。
● ベビー布団セット(通年用でもOK)
夏でもベビー布団セットを基本にそろえますが、掛け布団は使わず、タオルケットやガーゼケットなど軽いものに切り替えるのが一般的です。
【必要な寝具一覧】
-
敷き布団(またはマットレス)
-
防水シーツ(2枚)
-
敷きパッド(吸汗性の高いもの)
-
ガーゼケットやタオルケット(2〜3枚)
-
枕(ドーナツ枕やタオルを代用してもOK)
★【ポイント】
「汗をかいたらすぐ交換」が基本なので、洗い替え用を多めに用意しておくと安心でしょう。
4. 暑さ対策の工夫で赤ちゃんを快適に
夏の室温管理はとても重要です。赤ちゃんが快適に過ごせる室温は25〜27度前後、湿度は40〜60%が理想とされています。
● エアコンの使い方
赤ちゃんがいるからといって、エアコンを我慢する必要はありません。むしろ、適切な温度・湿度に保つことが大切です。
-
冷風が赤ちゃんに直接当たらないように調整
-
風向きや風量を「自動」または「弱め」に設定
-
外気との温度差を極端にしないように注意
● 扇風機やサーキュレーターの活用
直接風を当てず、空気を循環させる目的で使うと効果的。部屋全体の温度ムラを減らし、湿度の調整にも役立ちます。
5. 夏ならではのあると便利な育児アイテム
以下のようなアイテムも、暑い時期の育児を快適にするのに役立ちます。
-
ガーゼハンカチ(10枚以上)
汗拭き・沐浴・口ふきなど万能に使える -
沐浴用バス or ベビーバスシート
コンパクトで水はけがよく、暑い日の沐浴も楽に -
クールスプレー(おしりふき用)
おしりかぶれ予防や、汗をかいた部分のお手入れに -
ベビー用保冷ジェルシート
おでこや背中に入れるだけで体温をやさしく調整 -
虫よけアイテム(天然成分のスプレーなど)
生後1ヶ月から使える優しいタイプを選びましょう
6. 夏生まれベビーのお世話で気をつけたいこと
● 汗疹(あせも)やおむつかぶれに注意!
-
こまめな着替えや沐浴が基本
-
通気性の良い素材の肌着を選ぶ
-
保湿ケアで肌トラブルを防ぐ
● お出かけは「早朝or夕方」に
外出の際は、日差しや熱中症に注意が必要です。帽子や日よけカバーを活用し、こまめに水分補給を行いましょう。
7. 最後に:がんばりすぎない出産準備を
夏の赤ちゃんの準備には、暑さや汗対策など、冬とは違った工夫がたくさんあります。でも、「すべて完璧にそろえなきゃ!」と思い詰める必要はありません。赤ちゃんの様子を見ながら、必要に応じて買い足すスタイルでOKです。
暑い夏でも、赤ちゃんが快適に過ごせるように、ママ・パパの気持ちに余裕をもって準備できることがいちばん大切。この記事がその手助けになれば幸いです。
コメント